世界を動かすトカゲの論理
トカゲの論理
困難な状況に陥ったときのトカゲの行動は、下に挙げたような特徴を持つ。
- 戦うか、逃げるか、おびえる
- ただちに行動する
- 支配する
- 縄張りを守る
- 傷付けられたら怒りの声を上げる
- 自分と同じ=善、自分と違う=悪
「リファクタリング・ウェットウェア」第4章より
(元々の出典は、"Dinasaur Brains / Albert Bernstein")
この記事のタイトルは、最初は「ネトウヨを動かすトカゲの論理」で、次に「ネットを動かすトカゲの論理」となって、最終的に「世界を動かすトカゲの論理」となった。
例を挙げると気が滅入るので説明はしないけど、ほとんどの場合において世の中は反人間的/反知性的な原理に基づいて動いている。
もちろん個々の小さいコミュニティの中では、人間的な高度に発達した行動様式が支配的であることが少なくないけど、低いコンテクスト/高い多様性の下での行動は、残念ながら白亜紀以降進化していないように見える。
少なくとも上位の十億人に限っていえば、人類は全ての人類とコミュニケート可能な状態にあるわけで、話し合うこと、一度立ち止まって熟考すること、共生すること、分け合うこと、許すこと、他者を理解することをもう少し学んでも良いんじゃないかと思う。
ブログはtwitterやSNSあるいはリアルに比べてトカゲの論理に支配されにくいメディアであって、Web2.0がひっそりと終焉を迎えた今でもその重要性は失っていないと考えられる。少々間が空いてしまったけれど、また古い記事から順々に書き連ねていこうと思う。