下書き大掃除No.1

気付いたら下書きがかなり溜まってたので、年末だし整理しておく。

  • 21st Century Breakdown!

20世紀は反復の時代である。

確か、蓮實重彦の言葉であったと思う。
人類史上最大の悲劇の接頭辞が「第二次」であることがその証左となろう。

ただ歴史は解釈であり、解釈はパターン認識であり、パターンは反復によってのみ作られる。であるから、「歴史」は常に反復の歴史にならざるを得ない。

    • この後21世紀について書こうとして詰んだ。まあでも今のところ21世紀も反復なような

掲載されている文章の大半は、山形浩生氏のサイトhttp://cruel.org/jindex.htmlにあるみたいだけど、紙媒体の良さには代え難い。文庫だし。
本書の内容は広範囲に及んでて、多分そういう広範囲な知識のネットワークというか、学問というメタ知識に対するメタ-メタ知識みたいなものが教養だってことみたい。

それで、著者が教養を振り回す根拠の一つが
「ビジネスは価値判断がベースで、価値判断は教養が根拠だ」
山形節で一文でさらっと書いてるけど、これは誤解を呼びやすいいような。
そもそも、ビジネスにおいて価値判断が必要なのは、経済学のみでは説明できない部分。

    • ここで下書きは終わってるんだけど多分僕が言いたかったのは、価値判断はビジネスにとって本質的ではなくて、外部性を考慮した場合にのみ効いてくる概念で、定量的に評価できないものを人間の高度なパターン処理能力を使って強引に評価してしまおうというだけのもので、現代社会において教養の特権性はどこにもないっていうこと。
  • rock <-> マンガ

Beatles <-> 手塚治虫
Oasis <-> 鳥山明
Radiohead <-> 浦沢直樹

みたいな。

    • 戦後におけるbritish rockの進化過程と、日本のマンガ文化の変遷とがかなり似てるんじゃないかって話。一般に文化の変遷過程っていうのには一定のパターンがあるんだろう。
  • 好みの分かれる味

新宿の「天下一品」の上にあるんだけど、果たしてどちらなのか非常に気になる。
http://kaito-dining.com/

    • まあこのちゃんこ屋はどうでもいいとして最近気になってるのは、天下一品の味がオフィス街と繁華街とでかなり違うこと。歌舞伎町やセンター街の天下一品は美味しいんだけど、水道橋や新宿西口の店はイマイチ。何が違うんだ?
  • future=hope

未来の不確実性はリスクであり、希望でもある。

    • 最近話題の「希望論」がどうも理解できない。そもそも「希望」なんてものをマクロに語る意味があるのだろうか。