「服従の心理」

ダダイズムが所詮芸術活動であるように、権威構造から降りることもまたひとつの権威システムにすぎない。

しかし、任意の権威の正当性は一連の権威システムの中でしか定義されない以上、服従からの脱却は必要不可欠なモジュールな訳で、現代はあまりにそれを軽視している気がする。

例えば、月に一度は学校をサボらなきゃいけないだとか、毎週金曜は上司をあだ名で呼ぶとか、馬鹿げた話かも知れないけど、そういう制度がいままでなかったことが20世紀の様々な悲劇の原因の一つになっているはず。

deconstructionの誘惑に負ける自由を行使すべきなんだよ、多分。
http://d.hatena.ne.jp/noarke/20091025/1256472590