始めに〆切りがあった。〆切りは時間とともにあった。

もし〆切りという概念が生まれていなかったら、人類は依然狩猟採集の日々を送っていたであろう。

時間という概念がいつどのように生まれたのかは定かでないが、〆切りという概念の抽象として時間は定義されていったのではなかろうか。「いつ」という問いの双対としての時間は、少なくとも〆切りと同時発生的なコトバである。

人類は今日も〆切りに追われ進化を余儀なくされている。