民主党政権の誕生前夜にて

明日、民主党政権が誕生する。
Newsweekによれば、海外メディアは概ねこのことを好感的にとらえているようだ。
実際、民主党だって政権をとれば、馬鹿みたいなマニフェストは捨ててまともな政治をするはずだ。
児童手当はすぐ削減するだろうし、高速の無料化も限定的な形にとどめるだろう。

ただ、天文学的な額の赤字国債と、世界最速の少子高齢化の中では、政権交代も苦肉の延命策に過ぎない。民主党に日本を変える気力は感じられない。
日本の国債は10年以内にデフォルトするだろうし、そしたら、孤独死に至った老人の腐敗臭が街を覆うかも知れない。

もちろん、希望はある。
迫り来る石油の枯渇と、メタンハイドレートの採掘技術の発展により、日本が資源輸出国になるかも知れないし、新興工業国が地下水に枯渇に見舞われれば、ハイテク産業は日本の独擅場になるだろう。韓国が北朝鮮問題を一身に背負ってくれるかも知れないし、中国が農村や少数民族のための福祉事業に力を入れるかもしれない。

いずれにしろ、僕には関係ないことだ。