「今夜、すべてのバーで」

あるいは、アルコールについて思うこと。

僕は普段酒は飲まないが、どうもこの本によると、アルコールに薬学的効用を求めているという点でアル中予備軍らしい。

ただ、飲食を文化でもってコーディングすることにはおそらく限界がある。マクドナルドに人々が求めているのは、おいしい食事ではなく、楽しいエネルギー補給である。

あと、アメリカでも若者のアルコール離れが進んでいるらしい。いわく、「酔っぱらっている暇がない」だとか。
ある種の価値判断基準においては、アルコール性の酩酊は既に快楽の源泉としての魅力を失いつつあるように思える。